不安と期待が入り混じった海外留学。実際に留学を体験した人が色々なエピソードを語ります。是非、この留学体験談をあなたの留学プランの参考にしてください!
留学先 | オーストラリア(パース) |
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留学先を選んだ理由 | 友人がスポーツ留学をしていたので、そこへ訪ねて行ったところ、すっかり気に入ってしまったのがきっかけ。留学資金を自分で貯金したので、わりと物価の安いオセアニアに留学しようと決めました。 |
留学期間 | 2005年10月~2006年7月(通学期間:6ヶ月、旅行期間:2ヶ月) |
留学にかかった総費用 | 200万円くらい |
出発前の職業 | 大手メーカーにて事務職 |
留学先の滞在方法 | 最初の3ヶ月:ホームステイ 残りの3ヶ月:シェア 旅行中:バックパッカー、車中 |
学生時代からずっと留学することが夢でした。会社に入ったら、自分の周りに帰国子女がたくさんいて、英語を使って仕事をしている姿を見て、ますます留学したくなり実現させました。
オーストラリアは物価も安く、天気もよく、海とビールと、若者にはとても魅力的な留学先です。
私が留学したのは27歳のとき。実際、そこでは27歳は結構オバサンでした。クラスメイトはみんな10代後半から20代前半。アジア人で見た目が若いとはいえ、さすがに気がひけてしまいました。ホストマザーとファザーも私と1歳しか違わなかったんです。先生だって私より年下だったり・・・。日本では、なにかにつけて年齢を気にする文化があると思います。
でも、国を出たことでその特異な文化は自分の国の欠点だということに気づきました。クラスメイトと同じように学び、アクティビティーに参加し、夜は一緒にビールを飲み、クラブへ通い、学校の帰りにビーチへ行って夕焼けを見ました。クラスメイトはいつでも私のことを同年代の友達として扱いました。「私はオバサンだから遠慮するよ」と言ったりしたら、「年齢なんて何も関係ないよ。どうしてそんなに気にするの?自分にリミットをつけるべきじゃない!」と怒られました。
そういう環境があるからこそ、生き生きと人生を楽しむ精神が制限されずに自由にいられるんだろうな、と思いました。
留学してよかったことは、そこで経験したすべてです!毎日一生懸命、必死でいろんなことを吸収したあの日々は一生の宝物です。
スイス、ブラジル、フランス、ドイツ、チリなど、いろんな国の友達ができました。今でも連絡を取っています。言葉がうまく通じなくても、人と人は分かり合えるということを教えてくれた大切な仲間です。自分の生きている世界はほんの一部で、知らない世界がどんなに広いものかを知りました。
そんなみんなと旅行に行くたびに、恋の話や将来の話をしたことは本当にいい思い出です。また、シェアをして色々な国の人たちと共同生活をしたこともよい経験でした。私は2回シェアをしましたが、毎日が刺激的で強烈でした。
毎日が楽しくて、これといってトラブルも悩みもありませんでした。
辛かったことは、お店がすべて17時から18時の間に閉店してしまい、用が足せないことがあったり、おいしいものがなくて困りました。それはそれでエンジョイしましたが。お陰で体重がかなり減りました。
留学することは、絶対自分の人生に大きなものを残します。
もちろん「楽しんでやろう!」という意気込みや、積極性がなければ、ただ辛いだけの海外生活になってしまいます。学校や、生活が楽しければ、自然と英語力は身に付くものです。留学したいけどお金がない、とか、会社を辞められない、とか、そういう問題は思い切って無視してみてください。きっとお金はどうにかなります。
会社だって辞める価値があると思います。世界の文化や、考え方を知ることで、自分の可能性を知ることができます。人生は長いようで短い。迷っているならとりあえずトライしてみてください。私にとって留学の経験は、自分の人生を豊かにしてくれました。